妊活ミトコンドリア

妊活とミトコンドリアの関係性〜妊娠確率を高める5つの方法〜

ミトコンドリアは、最強のエネルギー生産工場と呼ばれています。

ミトコンドリアは加齢や生活スタイルによって老化し、その数も減少します。

結果、エネルギー供給が低下すると共に、細胞が弱り、卵子精子の成長にも支障をきたします。

ミトコンドリアの活性化は妊活にとって非常に重要です。

これから、
妊活とミトコンドリアの
関係性
そして、
妊娠確率を高める5つの方法についてお話したいと思います。

 

妊活

ミトコンドリアとは

ミトコンドリアのことを、どのくらいご存知ですか?



突然ですが、ミトコンドリアクイズです。
以下、3つのクイズを一緒に進めていきましょう。

 

【問1】ミトコンドリアは体重の何%でしょうか?

 

身体の中に存在するミトコンドリアをギュッと寄せ集めると、

私たちの体重の約10%を占めているそうです。

体重の10%
60kgの人は、6kgがミトコンドリアです!

驚きの事実ですね!

 

【問2】ミトコンドリアは、1つの細胞に何個あるでしょうか?

 

私たちの身体は、60兆個(37兆個という説もあり)の細胞の集合体です。

五臓六腑、骨格、神経

その細胞一つひとつの中に、部位にもよりますが、ミトコンドリアは数百〜数千あると言われています。

細胞1つに1個ではないのです。

 

【問3】ミトコンドリアの主な役割は何でしょうか?

 

ミトコンドリアの働きはエネルギー生産です。

ミトコンドリアは酸素を使って栄養分を分解します。
そして、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作り出します。

元気なミトコンドリア

私達が見たり、身体を動かしたり、何かに触れたり・・。

全て、ミトコンドリアのおかげなのです。

 

ミトコンドリアのおかげ


ミトコンドリアが元気でいる

エネルギーをたくさん創る

細胞が元気になる

『免疫力』と『代謝』が高まる

健康な毎日を送ることができる

 

このような仕組みです。

 

卵子精子も細胞でできています。

もちろん、卵子や精子の細胞の中にもミトコンドリアが存在し、そのエネルギーによって、卵子、精子は成長します。

ところが、
ミトコンドリアは加齢や生活スタイルによって老化し、
その数も減少します。


その結果、
エネルギー供給が低下すると共に、細胞内で大量の活性酸素を出してしまいます。


老化したミトコンドリア

それにより、
細胞が弱り、卵子や精子の成長にも支障をきたします。

いかがでしょうか?

ミトコンドリアの活性化は妊活にとって非常に重要なのです。

 

精子と卵子、1000も違うの!?


ミトコンドリアは細胞の中に数百〜数千個存在します。

では、精子と卵子の中に、ミトコンドリアはどれくらいあるのでしょうか?

精子の中には、約100個のミトコンドリアが存在します。

それに対し、卵子には、なんと10万個のミトコンドリアがあります!

非常の多くのミトコンドリアが、卵子の中でひしめき合っています。

その数、精子のミトコンドリアの、なんと1000!!


なぜこれだけの違いがあるのでしょうか?

実は、精子と卵子の中にある、ミトコンドリアの役割が違うからです。

精子のミトコンドリアで創られたエネルギーは、射精された後、卵子に到達し、卵殻を突き破り、結合するのに使われます。

力強い精子


一方で、卵子のミトコンドリアは、新しい命を世に送り出すためのエネルギーを創り出します。

膨大な数のミトコンドリアにより、膨大なエネルギーが創られます。

受精卵は分割を繰り返し、赤ちゃんが個体として形成されていきます。

 生命誕生プロセス


ミトコンドリアこそが、生命誕生に繋がる重要なエネルギーを創り出しています。


卵子精子にとって、

ミトコンドリアが活性化していることがいかに大切か、

そして、

ミトコンドリアを元気にすることがどれほど重要であるか、

きっとご理解頂けると思います。

卵子、精子→個体

それでは改めて、卵子精子が作られるプロセスについて見ていきましょう。

 

卵子とは

卵子とは

 

卵子は、元々、皆さんがお母さんのお腹の中にいた時に作り貯めされた細胞(卵母細胞)が基になっています。

卵母細胞は、お腹の中にいる時には700万個、

産まれる頃は200万個、

思春期・生殖年齢の頃には約20〜30万個まで減少します。

さらに、毎月の月経の周期に約1000個が減少しており、1日にすると、30〜40個が減り続けている計算です。

卵母細胞は有限で、減り続けるものなのです。

 

女性の排卵プロセス

思春期に月経が始まると、卵子が作られはじめます。

同時に、数十個の卵母細胞が卵子になるように分裂を始め、成熟していきますが、排卵のタイミングが来ると、一番質の良い卵子(基本的には1つ)が選ばれ、排卵が起こります。

残りの卵子は、選ばれなければそのまま消えていきます。

 

一生で400個!?

選ばれた卵子は、基本的に1つ、毎月排卵されます。

その計算方法は、以下の通りです。

卵子1個×月経回数≒400個

一生の中で、たった400個の卵子しか排卵されません。

 

卵母細胞とは

卵母細胞は、生まれたときには既に卵巣の中にあります。

言い換えるならば、卵母細胞は、自身の年齢と同じだけ年を重ねています。

卵子の年齢=自身の年齢です。

女性の年齢は、妊娠の確率を左右します。

具体的に言うならば、卵子の数に比例します。
(男性の精子も加齢の影響は受けるものの、女性の卵子ほど大きな影響はありません)

女性の閉経は平均50歳と言われています。

これは平均であり、人に45歳〜55歳に閉経となる女性がほとんどです。

排卵は閉経の10年前くらいと言われているので、早い人では35歳、遅い人でも45歳くらいには卵子のストックが無くなってしまう計算です。

 

『卵子の質』とは?

 

細胞分裂にはミトコンドリアが大切

卵子の質とは、
遺伝子の質と、
受精後、活発に細胞分裂をしていくためのエネルギーが作れるかどうかです。

卵子の老化が進むと、遺伝子が傷ついたり、細胞分裂のエネルギー源であるミトコンドリアの活性が下がってしまいます。


更に、遺伝子に傷がつくと、細胞分裂が止まったり、無事に産まれた後に、障害(発達障害など)が現れる可能性もあります。

また、卵巣が老化すると、卵母細胞の数が少なくなり、卵母細胞を卵子として成熟させる能力が低下していきます。

卵母細胞の遺伝子が傷つかないように守る必要があります。

卵巣の培養能力を落とさないようにすること
更に、
成長に必要なエネルギーを産み出せる卵子を育てていくことが重要です。

 

精子とは

精子とは

卵子、及び、卵子の基となる卵母細胞の数に限りがあるのに対し、精子は日々新しく作られ続けています。

精子の基になる精母細胞は、思春期から作り始められます。

1つの卵母細胞が1つの卵子しか作れないのに対し、精母細胞は4つの精子を作ることができます。

日々作られる精子の数は、一日1億個とも言われています。

 

『精子の質』とは


力強い精子
精子の質は、

・精液中の精子の数
・運動能力
・遺伝子異常の割合

などを意味します。

精子の質を高めるために、
バランスのとれた栄養素をしっかり摂ること
そして、
新鮮でエネルギーにあふれた精子を作る能力が必要です。

先述のとおり、精子のミトコンドリアで創られたエネルギーは、射精された後、卵子に到達し、卵殻を突き破り、結合するのに使われます。

そして、女性の膣内で射精できるかどうかも重要です。

しかし、疲労やストレスなどから、性欲が沸かない、セックスをしても射精に行き着けないED気味の人が増えているのも事実です。

男性は、疲労ケアストレスケアなど、基本的な健康管理が必須です。

 

妊娠確率を高める5つの方法とは

やっと出逢えたね


実は、ミトコンドリアを元気にする方法があります。

最近の研究では、
身体がエネルギーを必要とする状況を意識的に作り出すと、
細胞にミトコンドリアを増やす司令が届き、活性化が促される
ということが分かってきました。

つまり、
「エネルギーが足りない!」
と細胞が感じると、ミトコンドリアは増えるようにできています。

 

身体がエネルギーを必要とする状況、それは、

運動・呼吸・食事・栄養素
です。

更に、新陳代謝を高める(=免疫力を上げる)方法として、
とても大切な、

リラックス(ストレスを溜めない)
を加えて、

妊娠確率を高める5つの方法を紹介します。

 

①運動


ミトコンドリアは筋肉にたくさん存在しています。

有酸素運動によって、ミトコンドリアを増やしましょう!

ミトコンドリアを増やす運動は、強めの有酸素運動です。

ウォーキングやスクワット、
階段の上り下りなど、
日常生活で実践できる方法を少しずつ取り入れていきましょう。

 

②呼吸


ATPの源は、栄養素と酸素です。

意識的に深呼吸をして、深く長い呼吸を心がけましょう。

 

③食事


食事は腹七分目を心がけましょう。

間食は避けましょう。

また、「食べ過ぎかなぁ」と感じたときは、週に1度、食事を抜くのもオススメです。

断食については、自己判断をせずに、専門家に相談しましょう。

日中はミトコンドリアのATP生産能力は高く、夜はATP生産能力は低いとされています。

食事による摂取カロリーは、朝と昼に重点を置き、夜は控えめにしましょう。

 

④栄養素を摂取する


食事によって、バランスのとれた栄養素を摂取できるのが一番理想的です。

糖質・脂質・タンパク質はもちろん、

・ビタミン
・ミネラル
・抗酸化物質

など、バランスのよい栄養素を意識的に摂取しましょう。

しかし、足りない分はサプリメントで補うのも有効です。

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⑤リラックスしてストレスを溜めない


からだと心はセットです。

『病は気から』という言葉があるように、
自分の感情、思考、内面の状況は、からだに影響します。

趣味や好きなことを思いっきりしたり、
時に、何もしない時間を過ごしたり、
自分の心にも栄養をあげましょう。

 

妊活の基本は『体調管理』と『生活習慣』の振り返りが重要です

3ヶ月をどのように過ごしますか?

 

体調管理と生活習慣を大切に
最後に、皆さんに質問です。

卵子と精子がどのくらいの時間をかけて作られているかご存知ですか?

女性の卵母細胞が卵子に成長するまでには約80日、
男性の精母細胞が精子に成長するまでには約70日かかります。

約3ヶ月という継続的な『体調管理』『生活習慣』の見直し、改善はとても重要です。

また、3ヶ月という短い時間だけでなく、赤ちゃんを授かった後、将来、子供を育てていけるだけの体力を継続的に持ち続ける必要性があります。

長期的な視点を持って、
無理なく継続できる体調管理方法
そして、
生活習慣の見直しと改善
その選択肢を一緒に見つけていきませんか?

 

まとめ

ミトコンドリアは、最強のエネルギー生産工場と呼ばれており、
ミトコンドリアの活性化妊活にとって非常に重要です。

 

妊娠確率を上げる方法は、

①運動
②呼吸
③食事
④栄養素を摂取する
⑤リラックスしてストレスを溜めない

です。

ぜひ、ご夫婦で
無理なく継続できる体調管理方法
そして、
生活習慣の見直しと改善に取り組んでみてください。

 

卵子精子に含まれる
大切なミトコンドリア活性化されますように。

 

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Writerこの記事の執筆者
サプリメントアドバイザー 髙橋彩

サプリメントアドバイザーID:supad5409

慶應義塾大学文学部卒業

大手都市銀行で営業職を担当
『497日連続で契約を取りまくった私の営業ルール』著者

出版を機に、各地金融機関にて研修講師を務める

また、サプリメントアドバイザーの立場から、クリニックや調剤薬局、スポーツジムにて栄養提案、他、法人向け福利厚生サービス『オフィスサプリ®』を展開

Supervisorこの記事の監修者
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医学博士
五反田みんなのクリニック院長

昭和大学医学部卒業後、NTT東日本関東病院泌尿器科医長などを経て、五反田みんなのクリニックを開院

患者さんとの対話を大切に、身体・心の健康の支えとなることを心がけている

一人ひとりに丁寧に接することをモットーにしており、温かい人柄は、大きな信頼を得ている