αリポ酸

リポ酸(LA)またはチオクト酸としても知られているαリポ酸(ALA)は、ビタミンのような抗酸化物質です。 それは脂溶性と水溶性の両方であるというユニークな属性を持っているので、「万能抗酸化物質」とも言われます。

αリポ酸のユニークな側面は、他の抗酸化物質を活性状態に再生する能力です。 それには、ビタミンC、ビタミンE、およびコエンザイムQ 10が含まれます。 αリポ酸はグルタチオンの産生にも影響を及ぼします。これは健康な人のフェーズIIの肝臓解毒作用をサポートします。

現在のところ、αリポ酸の基準1日摂取量(RDI)値は設定されていません。 1日当たり10〜25mgの維持量が提案されていますが、1日当たり数百ミリグラムまでの量が使用されています。

アルファリポ酸は、ほとんどの食品に少量含まれています。 それは人間を含むほとんどの生物によって、自然に生産されるからです。 最も豊富な食品は、臓モツ(腎臓、心臓、肝臓)、ジャガイモ、ほうれん草、ブロッコリーです。

αリポ酸が豊富な食品でさえ、この強力な抗酸化物質がいっぱいに詰まっているわけではありません。 αリポ酸の分離に成功した最初の研究者グループは、たった30mgの結晶性リポ酸を製造するのに、10トン近くの肝臓を必要としたとのことです。 したがって、αリポ酸は、栄養補助食品の強力な候補者なのです。

 

原文記事: https://askthescientists.com/qa/alpha-lipoic-acid/

 

翻訳:藤田幸三

 

米国本社のUSANA Health Sciences Inc. が米国で提供している栄養製品と、日本のユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン合同会社が提供している栄養製品では、配合成分が異なります。その主な理由は、各国間によって薬事法や医薬品基準等が異なるためです。

日本国内で販売している栄養製品も、米国本社が販売している製品と同様に、米国の医薬品GMP基準を順守し、且つ、米国食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration)に「医薬品製造施設」として認定された米国本社の自社工場で製品を生産しています。

本記事は、米国本社の情報を翻訳しつつ、日本の読者の皆様に向けて加筆・編集しています。尚、本記事の掲載内容については、ユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン合同会社に確認をいただいております。

Supervisorこの記事の監修者
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医学博士
五反田泌尿器科内科すどうクリニック院長

昭和大学医学部卒業後、NTT東日本関東病院泌尿器科医長などを経て、五反田泌尿器科内科すどうクリニックを開院

患者さんとの対話を大切に、身体・心の健康の支えとなることを心がけている

一人ひとりに丁寧に接することをモットーにしており、温かい人柄は、大きな信頼を得ている