リポ酸(LA)またはチオクト酸としても知られているαリポ酸(ALA)は、ビタミンのような抗酸化物質です。 それは脂溶性と水溶性の両方であるというユニークな属性を持っているので、「万能抗酸化物質」とも言われます。
αリポ酸のユニークな側面は、他の抗酸化物質を活性状態に再生する能力です。 それには、ビタミンC、ビタミンE、およびコエンザイムQ 10が含まれます。 αリポ酸はグルタチオンの産生にも影響を及ぼします。これは健康な人のフェーズIIの肝臓解毒作用をサポートします。
現在のところ、αリポ酸の基準1日摂取量(RDI)値は設定されていません。 1日当たり10〜25mgの維持量が提案されていますが、1日当たり数百ミリグラムまでの量が使用されています。
アルファリポ酸は、ほとんどの食品に少量含まれています。 それは人間を含むほとんどの生物によって、自然に生産されるからです。 最も豊富な食品は、臓モツ(腎臓、心臓、肝臓)、ジャガイモ、ほうれん草、ブロッコリーです。
αリポ酸が豊富な食品でさえ、この強力な抗酸化物質がいっぱいに詰まっているわけではありません。 αリポ酸の分離に成功した最初の研究者グループは、たった30mgの結晶性リポ酸を製造するのに、10トン近くの肝臓を必要としたとのことです。 したがって、αリポ酸は、栄養補助食品の強力な候補者なのです。
原文記事: https://askthescientists.com/qa/alpha-lipoic-acid/
翻訳:藤田幸三