ミトコンドリア増やす

ミトコンドリアを運動で増やす!

 

皆さんの身体にあるいくつもの細胞。

その細胞が寄り集まって器官を作り、臓器を作り、身体を形作っています。

人体の構造

 

細胞には必ず「ミトコンドリア」が存在しています。部位によって数に違いがありますが、一つの細胞に数百から数千あると言われています。

ミトコンドリアは人体の「発電所」。酸素と栄養素を使ってエネルギーを生成しています。

ミトコンドリア

そのミトコンドリアは運動によって増やすことができます。そう、増やせるんです!

ではどんな運動がいいのか?

詳しく見ていきましょう。

 

ミトコンドリアを増やすと・・・

ミトコンドリアはエネルギーを生成する発電所

ということは、ミトコンドリアを増やすとエネルギーを作る場所が増えるということになります。

エネルギーをたくさん作り出せれば、当然身体をたくさん動かせるようになります。

 

逆にいうと、ミトコンドリアが減ってしまうとエネルギーが足りなくなってすぐに疲れてしまう身体になるということです。元気と疲れ

身体を守ろうとすることで増やせる!

エネルギー不足の状態を経験すると、身体は次に来るかもしれない「エネルギー不足の状態」に陥らないようにミトコンドリアを増やして対応しようとします。

これがミトコンドリアを増やすためのキーポイント

細胞が「エネルギーが足りないぞー!」と思う状態を作り出せば、ミトコンドリアは増やせるのです。

スポーツ後

 

タバタトレーニングとは?

では、どうすればミトコンドリアを増やせるのか?

有名なトレーニング方法として、タバタトレーニングがあります。

20秒の運動と10秒の休息を1セットとして合計8セット行うのがタバタトレーニングのやり方です。20秒の運動は疲れてバテバテになる運動ならどんな動きでもOK!いろんなスポーツ

例えばダッシュやバイクマシンなども良いですが、私がオススメするのは、

バーピー

  1. しゃがんで地面に手をつく
  2. 足を後ろに伸ばし、腕立て伏せの姿勢になる
  3. 1の状態に戻る
  4. 立ち上がりながらジャンプして頭の上で手を叩く

 

バーピー

 

全身を使った運動になるので、バテバテになるだけではなく痩せることも期待出来ます。

 

※「タバタトレーニング」とは・・・立命館大学の田畑泉教授が開発したトレーニング。インターバルトレーニングの一種。

 

↓おすすめインターバルタイマーアプリ

iphone

android

体力に不安のある方や、ご高齢の方には・・・

走ったり飛んだりが難しい方には、

インターバル速歩

をお勧めします。

3分の速歩きを5回。息を整えるためのゆっくり歩きをインターバルにはさみます。

ウォーキング

○ポイント1は、「速度」

歩く強度を「ゆっくり」「普通」「急ぎ足」「競歩」の4段階で表現するとしたら、「インターバル速歩」だと「急ぎ足」「競歩」あたりの速度で歩きます。

目安は、全力で歩く速度の70%以上の速度。

この速度で歩くと、筋力の低下している高齢者でも走ったりすることなくミトコンドリアを増やすことができます。

 

○ポイント2は、「正しい姿勢で大股歩き」

腕は軽く後ろに引くイメージで、胸を張って大股で歩きましょう!

 

○ポイント3は、「1日15分以上」

続けて行うのが理想ですが、1日で合計15分になるように分けて歩いても効果に差はないそうです。

大事なのは、週4日以上を目安に

継続すること

です。

 

酸素+栄養素

 

いろんな食べ物ミトコンドリアを増やすことでエネルギー生産を増やし、エネルギッシュで疲れ知らずな身体を作ることができます。

しかし、エネルギーを生み出すためにはミトコンドリアに十分な酸素栄養素を届けなければいけません。

普段の食事にも気をつけて、栄養素を多く取り入れられるように心がけましょう。食事だけでは不足しがちな栄養素は、サプリメントなどの栄養補助食品を有効に活用しながら、ミトコンドリアを元気にしていきましょう!

 

Writerこの記事の執筆者
幼児体育インストラクター 且 優矢

奄美大島出身。

子供たちに運動の楽しさを伝える幼児体育インストラクターの他に、シンガーソングライターの顔も持つ。

自身の父の病気から健康に対して真剣に考え伝える重要性を感じ、「真の健康100万人プロジェクト」のリーダーとして活動している。

Supervisorこの記事の監修者
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医学博士
五反田泌尿器科内科すどうクリニック院長

昭和大学医学部卒業後、NTT東日本関東病院泌尿器科医長などを経て、五反田泌尿器科内科すどうクリニックを開院

患者さんとの対話を大切に、身体・心の健康の支えとなることを心がけている

一人ひとりに丁寧に接することをモットーにしており、温かい人柄は、大きな信頼を得ている