赤ワインによる心臓保護作用は、プロアントシアニジンと呼ばれるバイオフラボノイド化合物のグループに起因しています。 プロアントシアニジンは、ブドウの種子に集中しています。 これらの化合物は、潰されたブドウ、種、茎、皮、そして果汁(必須と言われる)が樽に入っている数週間、発酵過程で赤ワインに取り込まれます。
赤ワインおよび、ブドウ種子抽出物中のバイオフラボノイドは、カテキンおよびエピカテキンと呼ばれる、2つのモノマー(または単一ユニット)化合物、およびこれら2つの化合物のさまざまなポリマー副産物による、複雑な混合物からできています。 カテキン、エピカテキン、およびブドウのバイオフラボノイドに関する試験管内研究は、それらが活性酸素除去剤であることが示されました。さらに、抗酸化物質のビタミンCおよびビタミンEより、強力である可能性さえあります。
これらの化合物は、ヒト低密度リポタンパク質(LDL)の酸化を効果的に阻害することがわかっています。 ブドウ種子抽出物も抗炎症活性を示し、そしてますます多くの研究が、毛細血管の強度を高める、さらなる役割を示唆しています。
グレープシードバイオフラボノイドの、主な供給源は、赤ワインです。 白ワインとグレープジュースには、少量のプロアントシアニジンしか含まれていません。
原文記事:https://askthescientists.com/qa/grape-seed-extract/
翻訳:藤田幸三