健康な赤ちゃんに重要な母親のビタミンB12摂取

小児科学ジャーナル(Journal of Pediatrics)の2009年3月号に発表された研究では、受胎時期に低レベルのビタミンB 12の女性から生まれた子供は、神経管障害のリスクが高くなる可能性のあることがわかった。

研究者らは、アイルランドの3つの独立した女性グループによる、妊娠15週で採取した血液サンプルから、ビタミンB 12の状態を分析した。 グループ1の血液サンプルは、神経管欠損症の影響のある妊娠中の95人からのものだった。 グループ2は、以前に神経管欠損症の出生があったものの、現在の妊娠には影響がなかった107人からのものだった。 グループ3のサンプルは、妊娠中の76人からのものだった。 各グループには、一般の妊婦も含まれていた。

神経管欠損症にかかっている母親は、一般の妊婦よりも明らかに低いB12の値を示した。 最も低いビタミンB 12レベルの女性は、最も高いレベルの女性よりも、神経管の欠陥を持つ子供を持つリスクが、最大で5倍あることがわかった。 妊娠中の血中B 12濃度が250 ng / L(184 pmol / L)より低い場合、最もリスクが高かった。 ビタミンB 12は赤血球の産生と神経系の健康に不可欠であるため、ビタミンB 12または葉酸の欠乏はDNA合成を混乱させ、神経管欠損のリスクを高める可能性がある。 著者らは、妊娠前の女性のビタミンB 12濃度は、少なくとも300 ng / L(221 pmol / L)必要であることを示唆している。

 

参考文献:https://askthescientists.com/low-vitamin-b12-conception-pregnancy-raises-risk-neural-tube-defects/

 

翻訳:藤田幸三