ミトコンドリアと代謝とは、なにか関連があるのでしょうか?
実は大いに関連性があるのです。
ミトコンドリアが弱ると代謝が落ちていきます。
ミトコンドリアが元気だと代謝が上がっていくのです。
では、どうやってミトコンドリアを元気にして代謝を上げたら良いでしょうか?
ミトコンドリアを活性化して代謝を上げる3つの方法をお伝えします。
グッタリと疲れた毎日を送っていませんか?
❌疲れやすくて身体がだるい
❌そんなに食べないのに太りやすい
❌よく風邪をひき治るのに時間がかかる
最近、どうも体調がすぐれないという方は、
もしかしたら「ミトコンドリア」の働きが悪くなり、「代謝」が落ちているのかもしれません。
「代謝」は英語ではどういう意味でしょうか
『メタボリックシンドローム』は、『代謝異常症候群』と訳され、
metabolismとは「代謝」を意味します。
メタボリックシンドロームから分かるように、代謝が落ちる(異常をきたす)と、私たちは太りやすくなるのです。
逆に、「代謝が上がる」と脂肪を燃焼してくれるので、太りにくくなります。
しかし、本来の意味は、「メタボリズム」=「代謝」ですので、日本でイメージの強い肥満という意味だけではなく、「代謝」が落ちることは全ての体調悪化の原因にもなってしまいます。
そして、ミトコンドリアの働きが悪くなることによって、代謝が落ち、疲れやすく、疲れが取れにくくなります。
また基礎体温も落ちるので病気をしやすくなります。
逆に、ミトコンドリアが活性化して「代謝が上がる」と、本当にたくさんのメリットがあるのです。
「ミトコンドリアが健康の全て」だと表現する医師もいるくらいミトコンドリアは大切です。
ミトコンドリアが活性化して身体の代謝が上がるとメリットだらけなのです。
ミトコンドリアで代謝が上がる5つのメリット
ミトコンドリアが活性化して、代謝が上がると次のような大きなメリットがあります。
① 病気をしにくい体になる
② 太りにくくダイエットにつながる
③ 基礎体温が上がり健康が高まる
④ アンチエイジング効果で若返る
⑤ 肌がきれになる
という、全ての健康につながる要素が含まれるのです。
では、一体なぜ、ミトコンドリアが活性化すると代謝が上がり、体調が良くなるのでしょうか?
ミトコンドリアがなぜ大切なのか?
ミトコンドリアという言葉は中学校や高校の生物で聞いたことがあるかもしれません。
しかし、ミトコンドリアの重要性は正しく知られていないのが実情です。
ミトコンドリアのおかげで人は生きている
実は、ミトコンドリアは私達人間が生きていくためのエネルギーの90%以上を作ってくれる、「エネルギー生産工場」なのです。
細胞の中に小胞器官として存在するミトコンドリアは、人の体重の10%もあると言われており、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作ってくれているからこそ、私達は動くことも、歩くことも、生きていることもできるのです。
つまり、ミトコンドリアは、
◉体重の10%あり、
◉エネルギーの90%以上を作る、
◉エネルギー生産工場
なのです。
「ミトコンドリアのおかげで生きている」と言っても言い過ぎではないほどです。
元気なミトコンドリアと弱ったミトコンドリアとは
そして、ミトコンドリアには、
①「元気なミトコンドリア」
②「弱ったミトコンドリア」
と、大きく分けて2種類あります。
①「元気なミトコンドリア」
たくさんのエネルギーを生産し、
活性酸素をほとんど出しません。
一方、
②「弱ったミトコンドリア」
たくさんの活性酸素を放出して、
エネルギーをほとんど作らなくなってしまいます。
若く見える人と老けて見える人の違い
細胞の中で「元気なミトコンドリア」が多い人は素敵な健康状態を維持することができ、
「弱ったミトコンドリア」の多い人は代謝が落ちて老化してしまいます。
全く同じ年齢でも、すごく若々しく見える人と、とても老けて見える人がいるのは、まさに「ミトコンドリア」の状態が大きく関係しているとも言えるでしょう。
「弱ったミトコンドリア」の多い人は、作られるエネルギーが少ないので、当たり前のように代謝が落ちていくのです。
元気なミトコンドリアを増やす3つの方法
「元気なミトコンドリア」を増やすにはどうしたら良いでしょうか?
様々な方法の中で3つの方法をご紹介します。
① 適度な運動を行う(インターバル運動)
② 食べすぎないようにする(腹7分)
③ バランスの良い栄養素(ビタミン・ミネラル)を摂取する
① 適度な運動を行う(インターバル運動)
「適度な運動」とは、無酸素の激しすぎる運動だけでも、有酸素運動だけでもなく、2つを組み合わせることでミトコンドリアが活性化すると言われています。
例えば、15秒走り45秒歩くを1セットにして繰り返し、慣れてきたら15セットを目標にする。
ただし、最初から無理をしないようにして、身体を慣らしながらやってみてください。
② 食べすぎないようにする(腹7分)
「食べすぎない」ようにすることは、ミトコンドリアの活性化に大切です。
早食いの食べ過ぎはよくありませんし、ある程度の空腹感がある状態のほうがミトコンドリアの活性化につながるのです。
③ バランスの良い栄養素(ビタミン・ミネラル)を摂取する
ミトコンドリアがエネルギーを作るためのTCA回路を作動するためには、ビタミンB群やビタミンCなどバランスの取れたビタミン・ミネラルが絶対必要です。
本来は食事でバランスよく栄養素を摂取することが理想なのですが、食事からだけではきちんと栄養素を摂ることが難しくなっているのも事実です。
食事にプラスして、足りない栄養素はサプリメントで補うことも懸命な選択肢になってきています。
①ストレスがかからない程度の運動をして、
②腹7分で食べすぎず、
③しっかりとバランスの取れた栄養素を摂取することが必要です。
そして、深呼吸してリラックスして楽しんで毎日を送ることで、ミトコンドアも元気になるのです。
まとめ
ミトコンドリアが活性化して代謝が上がると、
① 病気をしにくい体になる
② 太りにくくなりダイエットになる
③ 基礎体温が上がり健康が高まる
④ アンチエイジング効果で若返る
⑤ 肌がきれになる
という素敵な体の状態を手に入れることができるのです。
そして、
ミトコンドリアを元気にして代謝を上げるためには、
① 適度な運動を行う(インターバル運動)
② 食べすぎないようにする(腹7分)
③ バランスの良い栄養素(ビタミン・ミネラル)を摂取しましょう
ミトコンドリアを元気にして、
エネルギー=ATP(アデノシン三リン酸)の生産工場であるミトコンドリアを活性化させて、身体の代謝を高めることで、健康な毎日を送っていきましょう。