およそ60兆個の細胞から
できていると言われている
私たち人間の身体。
近年では37兆個という説が
有力のようですが、
いずれにしてもスゴイ数ですよね。
ミトコンドリアは、
この全ての細胞の中に
存在しています。
ひとつひとつの細胞の中で
ミトコンドリアはどんな働きを
しているのでしょう?
まだあまり知られていない
ミトコンドリアの働きについて
簡単にわかりやすく解説します。
ミトコンドリアの働きとは?
人間・動物・植物・菌類など
あらゆる生物の細胞の中に
存在しているミトコンドリア。
ミトコンドリアは簡単に言うと
私たちの【健康】を守るために
一番大切なものです。
【生命】を守るために
一番大切なものと言っても
過言ではありません。
今も私たちがこうして
生きていられるのは
実はミトコンドリアのおかげです。
私たちは毎日ご飯を食べています。
毎日ずっと呼吸もしていますよね。
食べることと呼吸をすることで
生命維持や活動するためのエネルギーを
体内で生産しています。
そのエネルギーの生産工場が
ミトコンドリアです。
ミトコンドリアの主な働きは、
食べ物から得られる栄養素と
呼吸から得られる酸素を原料に
エネルギーを作り出すこと。
そのエネルギーの名前は
ATP(アデノシン三リン酸)。
体内で作り出されるATPの
90%以上をミトコンドリアが
作ってくれています。
このATPが細胞に供給されるおかげで
私たちの身体は動かせているのです。
ひとつの細胞にミトコンドリアはいくつ?
上の図は、細胞の構造を
簡単に表したイラストです。
ひとつの細胞の中にあなたは
どれくらいの数のミトコンドリアが
あると思いますか?
上のイラストでは3つしか
描かれていませんが、
実はもっとたくさん存在しています。
部位によっても違いますが
ひとつひとつの細胞の中に
およそ数百~数千個。
平均すると300~400個ほどの
ミトコンドリアが存在しています。
私たち人間の細胞の数が
60兆個とか37兆個と言われていますが
少なく見積もっても
途方もない数のミトコンドリアが
私たちの身体の中には
存在しているんですね。
ちなみに、その途方もない数の
ミトコンドリアを全部集めると
重さはナント体重の約10%!
体重が50Kgの人であれば
そのうちの約5Kgが
ミトコンドリアです。
ミトコンドリアは健康のカギ
私たちの健康にとって
一番の大敵が「老化」。
もし、ミトコンドリアが作り出す
エネルギーが減ってしまったら
身体は老化に向かいます。
病気にかかる原因は、身体が老化して
さまざまな器官に異常が
起こるからだと言われています。
極端に言えば「病気」とは
ミトコンドリアが弱ってしまったり
足りなくなってしまった状態のこと。
私たち人間の体には
悪くなったところを治す優れた力
「自然治癒力」が備わっています。
しかし、自然治癒力で
悪くなったところを治すには
エネルギーが必要。
エネルギーが十分にあれば
病気になっても必ず
健康になれるのです。
つまり、元気なミトコンドリアを
増やすことが健康のカギなのです。
まとめ
1:ミトコンドリアの主な働きは 2:体重の約10%がミトコンドリア 3:ミトコンドリアを増やすことが |