すべてのお茶(白、緑、黒、ウーロンなど)は、究極的には同じ植物(茶樹)から作られます。 それぞれのお茶の違いは、一般的に、植物の成長度合いと茶葉の精製方法に関係しています。 緑茶と白茶は、紅茶やウーロン茶とは異なり、発酵されていないので、植物の活性成分の多くはそのまま残ります。
緑茶抽出物は、強力な抗酸化力を持つ一種のバイオフラボノイド化合物である、カテキンの豊富な供給源です。 最も高い抗酸化活性を有する緑茶カテキンは、エピガロカテキン-3-ガレート、エピカテキン-3-ガレート、エピガロカテキン、およびエピカテキンです。
緑茶抽出物は、さまざまな変異原(変異誘発剤)に対する、抗変異原性の可能性を示しています。 この可能性を調査する研究では、緑茶がさまざまな癌に対して、予防になるかもしれないことが示唆されました。
中国人のある集団は、1日に数杯、緑茶を飲みますが、 有毒性についての証拠は観察されていません。
原文記事: https://askthescientists.com/qa/green-tea-extract/
翻訳:藤田幸三