ブドウのポリフェノールで健康な心臓をサポート

ジャーナル・オブ・ニュートリションに掲載された研究で、研究者がメタボリックシンドロームと診断された成人男性における、ブドウポリフェノールの効果を評価しました。 メタボリックシンドロームは、冠状動脈疾患、脳卒中、および2型糖尿病の同時発症、およびそれらのリスクを高める、危険因子グループの名称です。

この二重盲検クロスオーバー試験の参加者には、ブドウポリフェノール製品またはプラセボのいずれかを、30日間摂取するように無作為に割り当てられた、30〜70歳の男性24人で構成されていました。 投与間に3週間の無投与期間が設けられていました。 男性は通常の身体活動レベルと、通常の食事を維持していました。 ただし、試験期間中はポリフェノールが豊富な食品を避けるように言われていました。

各食事の終わりに、血圧を測定し、血管機能を分析するためのいくつかの異なる試験を行いました。 プラセボ投与期間と比較した場合、ブドウポリフェノール投与期間は、最高血圧の低下、および上腕動脈における血流の増加をもたらしました。 sICAM − 1として知られる血小板の「粘着性」の指標もまた、ポリフェノール投与期間中に減少しました。

この研究の結果は、ブドウのポリフェノールが血管弛緩、血圧、および、より低い循環細胞接着分子に積極的に影響を及ぼし、血管全体の健康と機能を改善することを、特にメタボリックシンドロームの男性において、示しています。

原文記事:https://askthescientists.com/grape-polyphenols-may-support-healthy-blood-pressure-and-improve-vascular-function/

翻訳:藤田幸三

 

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Supervisorこの記事の監修者
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医師(泌尿器科・内科) 首藤直樹
医学博士
五反田泌尿器科内科すどうクリニック院長

昭和大学医学部卒業後、NTT東日本関東病院泌尿器科医長などを経て、五反田泌尿器科内科すどうクリニックを開院

患者さんとの対話を大切に、身体・心の健康の支えとなることを心がけている

一人ひとりに丁寧に接することをモットーにしており、温かい人柄は、大きな信頼を得ている