風邪予防や美肌効果で知られる『ビタミンC』は、私たちの健康に欠かせない栄養素の一つです。
水溶性ビタミンであるビタミンCは、
◉体内で合成することができない栄養素
◉体外への排出スピードが早い栄養素
◉ストレスにさらされることで、急速に消費されてしまう栄養素
であるため、日々の食事から積極的に摂取する必要があります。
今回は、
毎日の健康を支える『ビタミンC』のチカラとは!?
『ビタミンC』徹底分析!
と題して、ビタミンCの働きや効果効能について解説したいと思います。
【ビタミンC】の働き・効果効能
◉抗酸化作用
◉免疫機能の強化
◉コラーゲン生成の促進
肌・血管・腱・骨などの結合組織の健康維持に必要です。
◉鉄の吸収を助ける
非ヘム鉄(植物性鉄)の吸収を促進します。
◉傷の治癒を促進
コラーゲン生成により、皮膚の再生が早まることが期待されています。
◉ストレスへの抵抗力を高める
副腎皮質ホルモンの合成に関与します。
◉美白効果
メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを予防します。
◉歯茎や毛細血管の健康維持
出血を防ぐ役割があります。
◉肌のハリを保つ
弾力のある肌を維持するのに貢献します。
◉アレルギー症状の軽減
ヒスタミンの産生を抑える働きがあリます。
◉疲労回復を助ける
酸化ストレスを軽減し、エネルギー代謝をサポートしてくれます。
◉老化防止
細胞の酸化を防ぎ、加齢によるダメージを軽減してくれます。
◉動脈硬化予防
血管内皮の機能を保ち、血管の健康を守ります。
◉高血圧予防
血管の柔軟性を保ち、血圧の安定に寄与します。
◉白内障予防
目の水晶体の酸化を防ぐ働きがあります。
◉ガン予防の可能性
酸化ストレスによるDNA損傷を防ぎます。
◉肝機能の改善
解毒作用を助けるとされています。
◉関節の健康維持
関節軟骨のコラーゲン維持に必要です。
◉ニキビ・肌荒れ予防
皮脂の酸化や炎症を抑えます。
◉アルコール代謝のサポート
アセトアルデヒドの分解を助ける可能性があります。
【ビタミンC不足】による症状と病気のリスク
◉壊血病
症状:歯茎の出血、皮下出血、貧血、関節痛、免疫力低下、疲労感など
長期間ビタミンCが欠乏すると、コラーゲン生成が妨げられ、血管や結合組織がもろくなる
◉免疫力の低下
ビタミンCは免疫細胞の機能を高め、感染症に対する防御に関与しています。
不足すると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる可能性がある
◉鉄欠乏性貧血
ビタミンCは非ヘム鉄(植物性食品などに含まれる鉄)の吸収を助ける
不足すると鉄の吸収が悪くなり、鉄欠乏性貧血を引き起こすリスクがある
◉創傷治癒の遅延
コラーゲンの生成に必要なため、傷の治りが遅くなることがある
◉ 慢性的な疲労・倦怠感
エネルギー代謝や神経伝達にも関わるため、不足すると慢性的なだるさを感じやすくなる
など
ビタミンCを多く含む食品の例
・柑橘類(オレンジ、レモン、みかんなど)
・キウイ、イチゴ
・ピーマン(特に赤ピーマン)、ゴーヤ、芽キャベツ、ブロッコリー、キャベツ、トマト
・ジャガイモ、サツマイモ
・パパイヤ、アセロラ
など
【ビタミンC】の至適量(臨床分子栄養医学研究会資料による)
目的によって使う量が変わります。
◉怪我を治りやすくする:100mg
◉風邪:1〜10g
◉副腎疲労:数10g
◉がん:100g
*必要量や効果は個人差があるものの、ビタミンCを1gずつ1時間ごとの頻回摂取が有効だそうです。
ちなみに、ウィルスに対抗するのに必要な量は『毎日レモン30個分』!!!
非現実的すぎますね・・・
ビタミンCは毎日の健康を支える栄養素
ぜひこれを機会に日々の生活に『ビタミンC』を取り入れてみてください。
『ビタミンC』についてはこちらの記事も一緒にご覧ください♪